オカルト辞書〜神々編〜

【へ】 5件

【ヘイムダル (へいむだる)】
光の神であり、神々の世界と人間の世界の境界にあたる虹の上で、外敵の侵入を監視する番神。「ギャラルホルン」と呼ばれる角笛を持ち、世界の週末のときに高らかに吹き鳴らすという。


【ヘラ (へら)】
ゼウスの妻。あまりの嫉妬深さゆえに、神話の中ではしばしば鬼婆のような姿に描かれる。しかし、実は絶世の美女で、結婚と円満な家庭生活の守護神として、古代ギリシアの女性が篤い信仰を寄せていた。ローマ神話ではジュノー。


【ヘルメス (へるめす)】
羽根の生えた靴をはき、神々の使者として世界を駆ける伝令神。旅人の安全を守るのが彼の役目だったが、自分を信仰する者なら山賊も守った。水星の守護神として知恵と伝達を司る。ローマ神話ではマーキュリー。


【べリアル (べりある)】
「無価値な者」を意味する。「申命記」「士師紀」「サムエル記上」などで、常にあくの象徴として扱われている。「死海文書」においては、神と敵対する悪魔の頭目とされている。外典「バルトロマイ福音書」には、サタンと同一視されていたことを窺わせる記述がある。通俗的な悪魔学では、ルシファーに次ぐ悪魔といわれる。


【ベルゼブブ (べるぜぶぶ)】
「蝿の王」の異名をもつ強大な悪魔。元来はシリアの神で、ぺリシテ人の都市エクロンの守り神バアル・ゼブルであった。「バアル・ゼブル」とは「崇高なるバアル」の意味だが、イスラエル人はこれを「バアル・ゼブブ」すなわち「蝿のバアル」と呼んで嘲笑し、悪魔化した。



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