吟遊詩人の愛
□歯車
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白んでいく空
小さな車のなか
少し眠たげに
もたれてくる君
いつもの現実に戻るまでの
不思議な時間
微かな君のぬくもりが
なぜか懐かしく感じた
もう少し
あと少しでいい
今の時間よ続いてくれ
そう思った時
俺のなかで回り出した歯車
軋んだ音をたてながら
でも確かに動き出した歯車
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