吟遊詩人の愛
□宿命
1ページ/1ページ
気がついたら手にとっている携帯
いつの間にか見つめているアドレス
もう終わりってわかっている筈なのに
見えなくした携帯から鳴る懐かしい音
どうしても消せなかった着信音
少しだけ聴いて
やっぱり押してしまった通話ボタン
聞こえてくる
優しい声
やめてって思った時に
耳に届いた台詞
「ワスレラレナイ」
きっと気持ちは同じだった
多分これが二人の宿命
はなれた躰もまたヒトツに…
こころはいつも傍にいる
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ