ソラノウタ
□玄関
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あと何回
あなたに「ただいま」が言えるのだろう
あと何回
あなたに「お帰り」を言えるのだろう
あと何回
あなたに「行って来ます」が言えるのだろう
さりげない言葉の全てが
こんなにも尊く感じられるよ
月日が経つたび
口数が減っていくなんて
そんなの悲しすぎる
僕が此処を去る時が来るまで
ここからあなたに叫ぶよ
聞こえるまで何度だって
返してくれるまで何度だって
あなたがそうしてくれたように
まだ先かもしれないけど
もうそこまで来てるその時は
僕等を待ってくれはしないから
最後に一つだけ願えるのなら
あなたに「いってらっしゃい」と言って欲しかった