ソラノウタ
□雨のち晴れ
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「雨が好きなんて変わってるね」
窓の外を眺める僕に
空が笑う
閉ざされたこの心に
もう1つ鍵をかけた
教室に響く
皆の笑い声にさえ
耳を塞ぐ自分がいて・・・
青空に光る太陽は
僕を見下してこう言った
「私が世界を照らすように
キミも皆を照らす光になればいい」
そう簡単に言う太陽は
やっぱり好きにはなれなかった
それなのに
心にかけた鍵が
暴れだしてる・・・
僕の心に降り注ぐ雨
止むことを知らず涙に変わる
その瞬間に
閉ざされた扉が光を見る
そして渇いた涙は
そっと空に消えていく
果てしなく遠くまで。。。