ソラノウタ
□キミは風
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空を飛べたら・・・
どんなに楽しいんだろうね?
目を輝かせて話す君
飛べるわけがないと
心の中で呟くけど
確立は0じゃないと
君は語るのでしょう
そんな君に飛べる可能性を
ちょっと聞きたくなって
今日もまた
あの屋上への階段を上ってく
扉を開けても
もうそこに君は居ない
フェンスに寄りかかって
僕に笑いかける君も
グラウンド見つめる
心なしか淋しい後ろ姿も
どこにも居ない
こんな広い屋上に
僕を独りにしないでよ
自分だけ空を飛ぶなんて
そんなの卑怯だよ
そんな夢の叶え方なんて
悲し過ぎるよ。。
立ち尽くす僕の
頬を撫でる風だけが
楽しそうに吹いていた